AKKESHI DISTILLERY

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フォーサイス社製のポットスチル2基とミズナラを含む3種類の樽フォーサイス社製のポットスチル2基とミズナラを含む3種類の樽

2,960平方メートルの敷地内には、蒸溜棟、熟成庫、事務所棟が並んでいます。
青空に映える白壁の蒸溜棟には陽光を存分に採り入れられるように窓を配置し、
印象的な丸窓もデザインしました。
導線に優れ、ポットスチル2基、ウォッシュバック6基を設置したシンプルな蒸溜所です。
初年度の生産予定量は3万リットル、その一部は3年後に出荷予定です。

湿地に強い
コロンブス工法

この辺りは湿原地帯のため、泥炭層の下は地下50メートル付近まで軟弱な地盤であり、そのままでは基礎の杭を打つことができません。そこで建物の基盤下の土を取り除き、代わりに発泡スチロールを敷き詰めて地盤を調整する「コロンブス工法」を採用。杭工法より工期は短縮され、なおかつ床下の断熱効果や免震性も期待できる優れた工法です。

蒸溜所の周囲に広がる湿原。

フォーサイス社製の
ポットスチル

「スコットランドの伝統的製法でつくりたい」という想いから、フォーサイス社製のポットスチル二基を導入。形状はストレートヘッドのオニオンシェイプで、アイラ島のいくつかの蒸溜所のものと似ています。加熱はラジエーター方式、付属するコンデンサーはシェル&チューブ式です。

5,000Lの初溜釜(ウォッシュ・スチル 写真右)と
3,600Lの再溜釜(スピリット・スチル 写真左)の2基。

他の設備も
フォーサイス社製に

ポットスチル以外の設備もほぼフォーサイス社製のものを導入(粉砕機はアランラドック製のローラーミル)。建物の竣工後にスコットランドから運び込まれ、ミルも含めて施工はすべてフォーサイス社の職人が来日して行いました。 6基の発酵槽(ウォッシュバック)はステンレスで、あえて温度調整はできないタイプに。自然に任せながら、クラフトマンが発酵のタイミングを見極めます。

マッシュタンは容量1t、セミロイター式。

ミズナラをはじめ
様々な環境で熟成

熟成樽はバーボン、シェリーに加え、入手困難な「ミズナラ」も使用します。さらにワインやラム樽とのマッチングなど、あらゆる可能性を試す予定です。

熟成庫は4段のダンネージ式。この敷地内のほかにも山の中や海の近くにも新たに熟成庫を建設し、異なる環境での熟成過程を試験する計画もあります。

チャーの様子。国内メーカーの洋樽を使用。

バイカモが
生息する清冽な水

ウイスキーに使用する上水の取水口は、蒸溜所脇を流れる尾幌川上流のホマカイ川。その周辺は湿原地帯で、清流にしか生息し ないといわれるバイカモの生息地です。夏季に咲く小さな白い花は豊かな水のシンボル。この水が厚岸のウイスキーを育みます。

スコットランドの清流に生息するバイカモ。
ホマカイ川にも生息する。

"オール厚岸産"も
将来的にチャレンジ

原料に関しては、最初はノンピートの麦芽を使用しますが、フェノール値50ppm程度のヘビリーピーテッドにも挑戦するつもりです。

また、将来的には厚岸町での大麦栽培やウイスキー造りに適した酵母の採取、厚岸町のミズナラを使った樽の製作も成功させ、厚岸で豊富にとれるピートを使い、"オール厚岸産"のウイスキーを造ることも視野に入れています。

厚岸町で伐採されたミズナラ。

蒸溜所概要

蒸溜所所有者
堅展実業 株式会社
責任者
樋田恵一
蒸溜所設立
2016年(平成28年)
蒸溜器
(ポットスチル)
2基
ウォッシュ・スチル5,000L
スピリット・スチル3,600L
発酵槽
(ウォッシュバック)
6基
熟成庫
1棟
ウェアハウス貯蔵方式
ダンネージ式
蒸溜所面積
2,960m2
年間生産能力
300,000L
初年度生産量
30,000L(予定)
製造スタッフ数
4名


厚岸町は美しい自然に囲まれ、海の幸・山の幸に恵まれた町です。
「厚岸ウイスキー」そのものを味わっていただくことはもちろん、名産の牡蠣やチーズなどの酪農製品との相性も楽しんでいただけるウイスキーをつくりたいと思っています。ぜひ厚岸町をお訪ねください。

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堅展実業株式会社

厚岸蒸溜所

〒088-1124
北海道厚岸郡厚岸町宮園4丁目109-2